空き家 買取|売れない空家を処分する方法。業者買取の流れとメリット・デメリットを解説
相続した空き家を売却に出してもなかなか売れなくて困っているというケースは多いものです。現在の日本は空き家が増加傾向にあり、全体的に売却が難しい傾向にあります。
不動産会社に依頼したけれども、全く反応がなく時が過ぎている状態であれば、戦略を変えることも一つの手段と言えるでしょう。一般的な空き家処分の5つの方法特徴などについて把握しておきましょう。
空き家処分の5つの方法を知っておこう
一般的に空き家を売却したいと考えた場合には、どのような方法があるのかを把握することから始めます。その一つが空き家を業者に買い取ってもらう方法です。空き家の売却が上手くいかなければ、業者に買取を依頼する方法も検討します。
一般的には業者に買取を依頼すると価格が安くなる傾向にありますが、立地などの条件が良ければ高値で買い取られる可能性も高いでしょう。そして仲介の場合には相場よりも安く売り出すことも考えます。なかなか売れそうにないので最初から相場よりも安い価格設定にした方が売れやすくなります。
三つ目が不動産仲介会社を変える方法です。媒介契約は一般的には3ヶ月ごとに更新を行うので、そのタイミングで変更すると良いでしょう。
四つめが空き家バンクに登録する、そして最終的には自治体などに寄付することも検討します。自治体では防災倉庫の置き場にしたり住宅街のポケットパークと呼ばれる小規模な公園、住民の交流場所などとして活用が見込める場合には受け付けてくれることがあります。
業者買取の流れやメリット・デメリットを知ろう
なかなか売却がうまくいかないという場合には、空き家の業者買取を利用する事が一つの選択肢に当てはまります。空き家を専門的に買い取っている業者に直接売却を行います。業者買取の流れの後は、業者は空き家をリフォームしその価値を高めた上で再販売するのです。
業者買取の流れとしては、まず売却の相談をし買取業者が空き家の調査に行きます。買取金額が提示されるので納得できれば交渉が成立します。スケジュールの打ち合わせを行い契約をしたら代金の授受が行われます。
メリット・デメリットの両方がありますが、すぐに現金を手に入れられることや仲介手数料が不要であることなどがメリットです。反対にデメリットには売却額が仲介よりも安くなってしまうことが挙げられます。一般的には仲介売却の50から80%程度になることが多いです。
特に空き家が遠方であったり早い段階で現金が必要になっている、空き家の所有者が複数人いたり高齢である場合には、空き家買取が向いていると言えます。
どの方法が向いているのかを見極めよう
空き家処分の5つの方法がありますが、なかなか上手くいかないのであれば、空き家買取を依頼することも頭に入れると良いでしょう。とはいえメリット・デメリットの両方があるため、自分の空き家の特徴を確認した上で、どちらが向いているのかを比較検討することが求められます。