空き家 売却|空き家の売却方法。売却した方が良い4つの理由とは?高く売るためのコツも解説
親の家を相続してもその家に住まないと空き家状態が続いてしまいますが、空き家のまま長い間放置をするとどのような弊害があるのでしょうか。ここでは空き家は売却したほうが良い4つの理由や、売却の流れと費用・注意点などを紹介します。
空き家は売却したほうが良い4つの理由
誰も人が住んでいない空き家を長期間放置しておくと、どうなるのでしょうか。まず空き家を放置して庭の手入れをしていないと、敷地内の庭の雑草が伸び放題になります。
特に梅雨時から秋にかけて雑草はとても成長するので、1年でも放置しておくと人間の背丈ほど伸びる草もあります。草刈りをせずそのままにすると、虫が湧いたり誰かが煙草でも捨てれば火災になる可能性も高く近隣に迷惑をかけてしまいます。
また誰もいないので、泥棒が入ったり誰もいない家に入り込んで誰かを監禁するなど犯罪の場所と化してしまうこともあり、それも所有者にも責任が問われてしまうのです。
3つ目は、固定資産税がかかることです。誰かが住んでいるか否かに関わらず、毎年1月1日現在の不動産の所有者に対して固定資産税がかかってしまうことも空き家を放置するデメリットです。
そして4つ目は、長く放置するほど資産価値が下がり売れにくくなるということです。時間が経過するとともに家も劣化がひどくなっていくため、価値もどんどん下がっていきます。
これらが売却したほうが良い4つの理由です。そのため使わない空き家は、できるだけ早く売却することが勧められます。
売却の3つの方法と流れや費用について
空き家の売却には、3つの方法があります。売却の3つの方法のうち、一番簡単なのは、「古家付のまま売る」という方法です。古家付なので価格が下がる可能性はありますが、リフォームするか解体して新しい家を建てるかは次の購入者が決めるので、売り主の方は手間がかからなくて済みます。
2つ目は、解体して更地にして売るという方法です。売り主に解体費用が掛かってきますが、土地だけならすぐに新しい家を建てることができるので売れやすいため高く売値をつけることが可能です。
3つ目は空き家をリフォームしてから売るという方法で、解体と同じようにリフォーム代がかかってきますが、新築よりも安くてきれいなら買い手が付きやすくなります。
これらが売却の3つの方法ですが、このいずれかで売却をする場合の流れとしては、まずは不動産業者に査定を依頼して媒介契約を結び、販売活動を行ってもらいます。買い手が現れれば、売買契約をして引き渡します。
売却に必要な費用は仲介手数料ですが、解体やリフォームをすればその分がかかります。また購入よりも高値で売れれば税金もかかってきます。
少しでも高く売るためには空き家に強い不動産業者を選んだり、そのまま売るときにはハウスクリーニングをしたり欠陥は直しておきましょう。これらが、空き家の売却に関する流れと費用・注意点です。
空き家の売却の流れと費用・注意点について
空き家は放置しておくと近隣への迷惑や固定資産税を払い続けなければいけないなどの弊害があるので、売却をすることが勧められます。空き家はそのまま売るのと解体やリフォームをする3つの方法がありますが、いずれにしても売却をするときは不動産業者に相談をして自分に一番合った方法を選ぶことが勧められます。